クリエイティブな活動に、自分の可能性をかけようとしているあなたにとって、その第一歩での勉強方法は、将来に大きな影響をあたえます。このたいせつな時期に何を見つめ何を考え、どのようにすごせばよいのでしょうか？　つきることのない豊かさをもった創造活動の世界では、わたしたちひとりひとりが、それぞれの感性をひめた一個の深い可能性です。
この「可能性」は、みずからすすんで大胆に挑戦するものだけに、その門をひらきます。
現状に満足せずに、遠く、深く、やすまずに探す姿勢が、私たちの力をつくります。
安易に得られるものに、たしかなものはありません。自分の眼で、からだでじかにものに触れてこそ、自分と対象との真摯なたたかいがあってこそ、みるものに新鮮な感動をあたえる何かがうまれるのでしょう。
この「なにか」が、受験を、将来の創造活動を、切り開いていく大きなエネルギーになるのではないでしょうか。

授業内容
将来美術系の大学受験をめざす人を対象に基礎となるデッサンを基本から勉強します。
年間を通して、石膏像、静物モチーフを中心に、木炭デッサン、鉛筆デッサン、着彩写生、構成描写等を行います。
指導の方針は、じっくりと対象を観察してのびのびと表現し追求する姿勢と、部分にだけこだわらない全体感を身につけることです。